COMPANY
GREETING
ご挨拶
永遠なるものを求めて
1885年、日本が進取の精神に満ち溢れていた文明開化の黎明期、いち早く西洋文化の華である“葡萄酒”に注目し、この国にひとつの醸造所が誕生しました。
以来一貫して追い求めてきた最高品質へのこだわりと理念は、今日まで脈々と受け継がれています。
『本物のワインを造るには本物のブドウを育てること』
創業からこの教えを忠実に守り、自然の力を生かした農場の整備やブドウ栽培、ヨーロッパ品種の導入など、品質へのこだわりはルミエールの至宝のワインとして見事に結実しています。
格式と風格あるワインをつくり続けてきた伝統。ルミエール=光という名のごとく、これからも日本のワイン文化に輝きを与える光でありたい。
株式会社ルミエールのかわらぬ姿勢です。
代表取締役社長 木田 茂樹
COMPANY PROFILE
会社概要
会社名 | 株式会社ルミエール |
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創立 | 明治18(1885)年4月1日(凱旋門印) |
法人設立 | 昭和18(1943)年1月28日(株式会社甲州園) |
本社 | 〒405-0052
山梨県笛吹市一宮町南野呂624番地 TEL:0553-47-0207 FAX:0553-47-2001 |
東京出張所 | 〒102-0093
東京都千代田区平河町2-7-1 塩崎ビル TEL:03-3222-8860/FAX:03-3265-0066 |
資本金 | 8000万円 |
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代表者 | 代表取締役社長 木田 茂樹 |
従業員数 | 28名 ※令和5(2024)年7月現在 |
事業内容 | ワイン、リキュール、ブランデーの製造販売
ワインヴィネガーの製造販売 清涼飲料水の製造販売 |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行
日本政策金融公庫 山梨中央銀行 |
KIDA’S PROFILE
木田プロフィール
代表取締役社長
木田 茂樹
1962年東京生まれ
- 1988年3月
- 東洋大学大学院機械工学科修了
- 1991年4月
- ルミエール入社
- 1996年10月
- 国税庁醸造研究所(現酒類総合研究所)研修生
- 1997年3月
- 研修修了同年4月、山梨ワイナリー勤務(社長室長)取締役に就任
- 1999年1月
- 常務取締役に就任
- 2002年8月
- 専務取締役に就任
- 2003年6月
- スロベニア国際ワインコンペティションの審査員を務める
- 2004年4月
- 山梨県ワイン酒造組合 理事就任
- 2005年6月
- スロベニア国際ワインコンペティションの常任審査員となる
- 2005年7月
- 代表取締役社長に就任
- 2006年4月
- 山梨県ワイン酒造協同組合 専務理事就任
- 2007年
- やまなし大使就任
- 2008年4月
- 山梨県ワイン酒造協同組合 副理事長就任
- 2014年4月
- 山梨県ワイン酒造協同組合 理事長就任
- 2014年4月
- 山梨ワイン海外輸出プロジェクト「Koshu of Japan(KOJ)」 委員長就任
- 2020年6月
- 山梨県ワイン酒造組合 副会長就任
世界は今 ― JETRO Global Eye
ワインの本場に日本の本物を ‐甲州ワインの挑戦‐
日本貿易振興機構(ジェトロ)の国際ビジネス情報番組で、甲州ワインの海外展開に向けた挑戦のひとつとして、社長・木田が石蔵発酵槽を紹介しています。
HISTORY
歴史
創立者 降矢徳義:降矢家は仁明天皇の皇子守國親王以来、約900年続いた家柄。
明治維新前、降矢徳義は若くして孝明天皇より従五位下朝臣丹波守を賜り、京都守護職松平容保会津藩主とともに禁裏を守護。
「蛤御門の変」において長州軍を撃破。武名を天下に轟かす。このため維新後、長州勢の新政府により迫害を受ける。
明治10年の西南の役後、名誉を回復し、明治18年甲州園(現ルミエール)の前身である降矢醸造場を創立する。
明治
- 18年(1885)
- 降矢徳義、降矢醸造場を創設。
- 28年(1895)
- 降矢徳義の次男、
降矢虎馬之甫(ふるやこまのすけ)
社名を信玄印甲州園とする。 - 34年(1901)
- 花崗岩を使用した地下醗酵槽
(現在の登録有形文化財「石蔵醗酵槽」)
および地下貯蔵庫完成。 - 42年(1909)
- 南極探検隊白瀬中尉隊に資金援助ならびに甲州園葡萄酒を寄付。航海中、二度にわたる赤道通過にもかかわらず製品の品質は劣化せず、品質証明書と感謝状を贈られる。
- 43年(1910)
- 大日本帝国、陸軍御用を承る。
大正
- 5年(1916)
- 大日本帝国、海軍御用を承る。
- 7年(1918)
- 皇室御用達を賜る。
昭和
- 2年(1927)
- 昭和天皇御即位に際し、御大典祝賀用に御買い上げを賜る。
- 18年(1943)
- 株式会社甲州園に改組。
- 42年(1967)
- 第2回モンドセレクション国際ワインコンクールに赤・白各一点。ともに金賞受賞(本邦初)。
- 51年(1976)
- 塚本俊彦、代表取締役社長 就任。
- 60年(1985)
- 日中友誼葡萄酒有限公司(合弁事業)設立契約
書調印。
平成
- 4年(1992)
- 株式会社ルミエール 社名改名。日中友誼葡萄酒有限公司(合弁事業)契約解消、合弁企業解散。
(中華人民共和国の外資合弁企業に対する政策変更と国内治安の悪化による)。 - 17年(2005)
- 塚本俊彦 取締役会長 就任。
- 創業120周年
- 木田茂樹 代表取締役社長 就任。
- 18年(2006)
- 新醸造棟完成。
ワイナリーキッチン ラ・カシータ 営業開始。 - 22年(2010)
- 新社屋完成。
ワイナリーレストラン「ゼルコバ」オープン。 - 23年(2011)
- EU・ロンドンへの輸出を開始。
- 創業130周年
- 株式会社ゼルコバ 設立。レストラン増床。
- 28年(2016)
- 香港・台湾への輸出を開始。
令和
- 2年(2020)
- 中央倉庫完成。
- 3年(2021)
- 新第二工場完成。
世界最大のワインコンクール、Decanter World Wine Awardsで「光 甲州2018」がプラチナ賞を受賞。
TSUKAMOTO’S PROFILE
塚本プロフィール
名誉会長
塚本 俊彦
(1931~2019)
- 1931年
- 旧オランダ領東インド生まれ。
青山学院大学経済学部大学院を修了。 - 1957年
- 甲州園に経営再建のため入社。経済学畑から転身、醸造の初歩から学ぶ。
- 1967年
- ECのモンドセレクション国際ワインコンクールに出品したシャトールミエールが金賞受賞。以来数多くの国際コンクールで高い評価を得る。
- 1976年
- 株式会社甲州園代表取締役社長に就任。
- 1983年
- 1月、渡中。中国山東省烟台市張裕葡萄醸酒公司において技術指導。
醸造家、鑑定師としての技術力が認められ、世界葡萄・葡萄酒機構(OIV)の公認ワイン審査員に就任。ユーゴスラビア(現スロベニア)、リュブリアナ国際ワインコンクールの審査員に就任。 - 1987年
- ボルドー コマンドボンタンに推挙される。
- 1997年
- スロベニア共和国に「塚本俊彦奨学基金」を創設。
- 1998年
- 東洋人として初めてボルドーワインアカデミーの客員会員となる。
- 1999年
- フランス国家功労勲章シュバリエ農事功労勲章授与。
スロベニア共和国リュブリアナ国際ワインコンクール審査委員会から1983年から長年にわたり同国際コンクールの審査員を務め、また、その鑑識が高いことを評価され、審査員特別賞を授与。併せてスロベニア共和国農業博覧会会長賞も受賞。「塚本俊彦奨学基金」の創設が称えられスロベニア共和国科学財団特別賞を授与。
世界葡萄・葡萄酒機構から国際ワインコンクール審査員ゴールデン賞を受賞。 - 2000年
- フランス・エノローグ・ユニオン(フランス醸造家連盟)から株式会社ルミエールがアジアを代表するワイナリーに選ばれる。
- 2005年
- 7月、株式会社ルミエール取締役会長に就任。
- 2006年
- 第52回リュブリアナ国際ワインコンクールより「ツカモト賞」を新設する名誉を授かる。この賞は、ワイン鑑定家としての塚本の23年間の審査員の功績を称えるものとされる。
ツカモト賞
日本人の名前が初めて冠された賞
二千年以上も前にワイン作りが始まったといわれるスロベニア。
首都リュブリアナで半世紀以上の歴史を持つ国際的なワインコンクールに、アジア代表として今年(2006年現在)を含め23回連続して審査員を勤めた(常任審査員の)塚本の功績がたたえられ、日本人の名前が初めて冠された「ツカモト賞」が2006年より新設されました。
最優秀赤ワインに対し塚本トロフィーが授与されます。
毎年一回世界約30ヶ国から約1千点が出品され、ワイン生産国や消費国から選ばれた審査員80人(内常任審査員 18 名)が、6人づつのグループに分かれて種類別ごとに審査する。
日本からは、ルミエール会長・塚本と社長・木田が毎年常任審査員として招聘されています。
ビノ・リュブリアナでは、ハンガリーの故アシュワニー博士の名前を冠した白ワインに対する記念杯はありますが、現存の審査員の名を冠した記念杯制度がスタートするのは、ツカモト賞(最優秀赤ワインに対する)が初めてです。
※コンクールは一日50点、5日~6日間にわたって審査します。
著書「ワインの愉しみ」
我らが塚本会長が、約50年間ワイン造り一筋にかけた日々を振り返り、多くの方々と“ワインの愉しみ”を分かち合いたいと、一冊の本にまとめました。本の内容は「ワインとは」「ワインの歴史」「醸造のプロセス」「テロアールとは」「世界のワイン」「日本のワイン」「ルミエールのワイン」「味わいのとき」「ワインは気軽に」。そして巻末にボルドー屈指のオールドヴィンテージのテイスティング・コメントも載っています。
読みやすい文章で、ワインの魅力が語られています。読み終わると、ルミエールのワインが飲みたくなる本です。
「朝日新聞」
ワインを豊かに楽しむための格好の本が出た。著者の広範囲な知識と経験をもとに、わかりやすく、むしろ“詩的”にワインの魅力がつづられている」…
ワインの情報誌「ヴィノテーク」
「シャトー・ルミエールの作り手が、そのワインを造るときと同じように真摯(しんし)な態度でワインを愉しむ“心得”を淡々と書き募っている。この本は2003年の良質の収穫だ」…
著書「ルミエール・ワインの香り」
ワインを愛するすべての人に!
133年の歴史を持つ老舗ワイナリー・ルミエールで甲州の葡萄とテロワールに学び、世界トップレベルの醸造家たちと熱い友情を交わすなかで、ひとりのワイン醸造家・塚本俊彦が築いた、日本のワイン造りの軌跡と礎の書です。