ルミエールワイナリーは、山梨県の豊かな自然の中でワインの製造販売を行っています。

ルミエール

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2007年の8月は恵みの月!でした。

朝夕が涼しくなってきました。確実に季節は移り変わっています。2007年の夏ともお別れです。暑い暑い夏でした(8月だけですが)。
私の父の実家が山形で、小さい頃の夏休みは必ずそこで過ごしていました。そこで教わったのが、「日本で一番暑いのは山形なんだぞ」でした。表現はちょっと違っていましたが、確かに日本一の高温記録は山形が長い間、保持していました。
その、父から教わった「事実」がとうとう塗り替えられる夏が来ました。多治見と熊谷が40.9℃を記録し、日本一暑い土地は山形ではなくなりました。何とも複雑な心境でした・・・

さてさて、そんな8月はブドウにはどんな影響を与えたのでしょう?
我々のつくるワイン用のブドウにとっては、猛暑によるダメージは今年の場合、ほとんどありませんでした。7月の悪天候を耐えて、ようやく得られた8月の太陽は完全にプラスに働きました。遅れ気味だった生育ステージも平年並み程度まで追いつき、菌類の病気も治まり、順調な成熟へのステージに移行することが出来ました。
ただ、食用のブドウにとっては今年の8月の暑さはそんなに上手くは作用しなかったようです。粒の大きい食用のブドウはワイン用に比べ、より多くの水分を必要とします。また、一般的に熟期の早い品種が多いため、暑すぎる夜が着色不良の原因となってしまったようです。

難しいですね・・・非常にデリケートな問題なんです。近年、猛暑で良いヴィンテージと呼ばれた2001や2004が暑かったのは7月でした。今年は8月の中旬が暑さのピークとなったわけです。
2007の8月は一般のブドウ栽培にとってはともかく、私たちワイン用ブドウ栽培者にとっては間違いなく恵みの月となりました。私の感触的には、7月までの借金をすべて返し、いくらかの貯金をできた気がしています。ここまでのところ、「平年並み」の水準をいくらか超えている感じです。
さあ、これから勝負の9月です。ここに来て週間予報はあまり良くない。まだまだ気の休まらない季節が続きます。あとはもう祈るしかないですね。見回りと草刈りだけは抜かりなく・・・

2007.09.03