ルミエールワイナリーは、山梨県の豊かな自然の中でワインの製造販売を行っています。

ルミエール

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6月・・・それは農作業が最も忙しい季節です。いったい何に忙しいのかと言えば新梢(房や葉が付いた枝のこと)の誘引作業です。

ブドウは蔓性の植物なので放っておくと好き勝手に無秩序な伸び方をしていきます。強力な巻きづるを使って隣の新梢や葉っぱを掴み、まるで自らの首をしめているかのようです。
もちろんそれは何の支えも無い状態で強く伸びていく為の自然の力なのですが、高品質なワインを目指す為には、葉っぱ一枚一枚に均等に太陽光が当たるように管理をしていかなければなりません。そのために棚や垣根に張り巡らされたワイヤーに新梢を1本ずつ誘引結束していくのです。
その重要性は世界中どこでも変わらないのですが、極度に雨が少ない地域などでは放っておいても影をつくるほどの枝葉を伸ばさない場合もあります。また広大な圃場を持つブドウ園ではその作業はすべて大型機械で行われ、あっと言う間に終わってしまいます。日本でも省力化の技術が徐々に発展し、格段に手間の要らないシステムも導入されています。

ルミエールの圃場でも省力化のシステムを一部導入しました。しかし工場裏の畑では今でも従来通りの方式をとっています。ここは我々にとってのグランクリュ畑(最高のワインをつくりだす畑)だからです。システムの違いによってどれだけワインの品質に差異が生じるか?それはまだ実験の段階です。その実験が明らかになるまでのしばしの間、盆栽のようにたった1枚の葉も無駄にしない、最高の管理を続けていくつもりです。
素晴らしいワインをつり出す畑は見た目も美しい。これが我々の信念です。どうぞ自慢のグランクリュ畑を見にいらして下さい。

2004.06.12